AI面接の費用は何を比べる?料金例・計算方法・見積もり比較の見本
AI面接の費用を、料金体系、課金対象、初期準備、社内の作業に分けて整理します。公開料金の一例と、架空の条件による件数別の計算、見積もりを比較するための記入例を紹介します。
AI面接の費用を比べるときは、「月額いくらか」に加えて、その金額で何件利用でき、どこまでの準備と運用が含まれるかをそろえます。同じ月額でも、使った件数だけ払う契約と、一定件数を含む契約では、応募が少ない月と多い月の費用が変わります。
まず自社の面接件数を整理し、課金対象を確かめ、初期費用と毎月の費用を別々に計算します。この記事では公開料金の一例を示したうえで、架空の料金条件を使って計算の手順を説明します。架空例は特定サービスの価格や、AI Impulseのお見積もりではありません。
公開料金を読むときは、単価と利用条件を一緒に見る
2026年11月1日に確認したHR-LENSの公式ページでは、従量課金は1面接1,500円、最低利用金額は利用した月につき30,000円と案内されています。また、月120,000円で120件までの月額プランも掲載されています。税区分や契約に適用される条件は、見積もりで確かめてください。
この例から分かるのは、「1件当たり」の表示だけでは毎月の請求額を決められないことです。少ない件数でも最低利用金額が適用される場合があります。一方、月額に含まれる件数がある契約では、超過した分の数え方と単価が必要です。公式ページの金額を比較表へ転記するときも、条件を省かずに残します。
最初に、自社の利用条件を一枚にまとめる
件数は、採用する人数ではなく、料金が発生する面接の件数に合わせて考えます。採用予定が10人でも、案内する人数や受検する人数は異なります。前年の応募管理から使える数字を取り出し、分からない部分は見込みとして扱います。
| 項目 | 架空の記入例 | 見積もり時に聞くこと |
|---|---|---|
| 対象 | 中途の営業職・一次面接 | 職種を増やすと費用は変わるか |
| 通常月 | 完了する面接30件の見込み | 未完了や再受検は課金されるか |
| 多い月 | 完了する面接100件の見込み | 上限と超過分の単価は何か |
| 利用期間 | まず3か月を想定 | 最低契約期間・更新単位は何か |
| 必要な準備 | 質問作成の支援を希望 | 初期設定に含まれる作業は何か |
| 必要な出力 | 採用担当が内容を読める形 | 必要な出力・連携の料金は何か |
この表では完了件数を前提にしていますが、すべてのサービスが完了時に課金するわけではありません。「案内100人、開始80人、完了70人だった場合、何件分になるか」と具体的に尋ねると、数える対象を確かめやすくなります。再受検や操作上の問題があった場合の扱いも、同じ場面で聞きます。
料金の計算を、初期・毎月・追加の三つに分ける
初期費用には、設定、質問の整理、担当者向けの説明などが含まれる場合があります。月額費用とは別に、職種の追加、運用中の変更、外部の採用管理との連携などに料金が発生するかも聞きます。何が含まれるかは契約ごとに異なるため、項目名よりも作業の内容を比べます。
計算の基本は「初期費用+利用する月数分の固定費+課金対象となる件数分の費用+別途依頼する作業の費用」です。月額に面接件数が含まれる場合は、含まれる分をもう一度課金しないよう、超過した件数だけを追加します。年間契約の総額と月払いの総額も、同じ利用期間で並べます。
件数が変わった場合の計算例|架空の料金条件
以下は計算の練習用に作った料金条件です。仮のプランAは月額30,000円に20件を含み、超過分は1件1,000円。仮のプランBは月額70,000円に100件を含み、超過分は1件1,200円とします。初期費用、税、追加作業の費用はこの表に含めません。
| 月の課金件数 | 仮のプランA | 仮のプランB | 読み取ること |
|---|---|---|---|
| 10件 | 30,000円 | 70,000円 | 固定費は件数が少なくても発生 |
| 30件 | 30,000+10×1,000=40,000円 | 70,000円 | 含まれる件数を引いて計算 |
| 60件 | 30,000+40×1,000=70,000円 | 70,000円 | この条件では金額が同じ |
| 100件 | 30,000+80×1,000=110,000円 | 70,000円 | 多い月は費用の差が変わる |
| 120件 | 30,000+100×1,000=130,000円 | 70,000+20×1,200=94,000円 | 上限超過後も確認する |
通常月だけで選ぶと、採用が集中した月の費用を見落とします。逆に、多い月が一年のうち一度だけなら、その月に合わせた固定費を毎月払うことが合うかも考える必要があります。「通常の月が何か月、多い月が何か月か」を分けて足すと、自社の予定に近い総額になります。
例えば通常の30件が2か月、多い100件が1か月なら、上の仮条件で3か月の利用料はAが190,000円、Bが210,000円です。一月の最大件数だけを見た場合とは結論が変わります。実際の比較では、さらに各社の初期費用と必要な支援を加えます。
社内に残る作業も、同じ範囲で見積もる
外部へ払う費用だけでなく、応募者への案内、未完了者への連絡、回答の確認、次の面接への共有、問い合わせ対応に誰が時間を使うかを書きます。AI面接の導入によって、すべての作業がなくなる前提にはしません。
試行では、案内に使った時間、内容を読む時間、問い合わせへ対応した時間を、実際に作業した人に記録してもらいます。「面接1件の作業時間×件数」だけでなく、月初の準備や職種追加の作業も分けると、件数が増えたときに負担が増える部分を見つけやすくなります。
作業時間が減ったことと、支出が同じ額だけ減ることは別です。空いた時間を候補者の相談や最終面接に使う場合は、その使い方も導入の目的として記録します。人件費の換算は自社で決めた条件による試算と明記し、導入前に確定した削減効果として扱わないようにします。
見積もり比較表を完成させる
複数社に同じ利用条件を渡した後は、空欄を残したまま金額だけで決めないことが大切です。次は、見積書を読んだ採用担当者が作る比較表の見本です。内容も架空で、実在する会社の条件ではありません。
| 確認する項目 | 仮の見積書の記載 | 追加で質問すること |
|---|---|---|
| 課金対象 | 面接を開始した人を数える | 同じ人がやり直したら何件か |
| 初期設定 | 質問の初回設定を含む | 質問案の作成支援も含むか |
| 月額の範囲 | 100件まで利用可能 | 未使用の件数は翌月へ回せるか |
| 運用中の変更 | 個別見積もり | 職種追加と文言修正を分けて聞く |
| 結果の確認 | レポートの閲覧を含む | 保存期間と書き出しの範囲は何か |
| 利用を終えるとき | 契約期間の記載あり | 更新の期限とデータの扱いは何か |
「追加で質問すること」に回答が来たら、回答日と資料名も残します。担当者が交代しても、どの条件で比較したかを説明できます。最終的には、必要な機能を使えること、担当者が運用できること、想定した件数で費用が収まることを一緒に判断します。
AI Impulseへ費用を相談する場合
AI ImpulseのAI面接を検討する際も、対象職種、通常月と多い月の件数、始めたい時期、準備で支援を求める内容をお知らせください。要約レポートを読むところまで含め、自社の運用で必要な範囲を整理すると、デモで確かめる点と見積もりの前提をそろえやすくなります。
費用の記事を読んだ後に用意したいのは、自社の利用条件表と、初期・毎月・追加作業を分けた比較表です。その二つがあれば、金額が安い理由も高い理由も、実際に含まれる作業から確認できます。